ホワイトカラー
Dlifeでファイナルシーズンの放送がはじまりましたので、いい機会と思い取り上げることにします。
<ジャンル>犯罪捜査
<舞台となる組織>FBIニューヨーク支局 知的犯罪ユニット
<舞台となる都市・地域>ニューヨーク
<主役の人種・性別>白人・男性
<ストーリー展開>一話完結&シーズンを通してのサブ・ストーリーあり
このドラマはいわゆる「犯罪捜査異色タッグ」シリーズです。
「犯罪捜査異色タッグ」とは犯罪捜査のプロである捜査官・刑事たちが、
本来は犯罪とは無縁の人が、その専門知識を活用して犯罪捜査に貢献するという
シリーズで、「BONES~骨は語る」、「NUMBERS~天才数学者の事件ファイル」、
「メンタリスト」、「キャッスル~ミステリー作家は事件がお好き」などがこれにあたります。
イケ面天才詐欺師ニール・キャフリーと
彼を逮捕するためにニールを研究して見事逮捕したFBI捜査官ピーター・バーク。
ピーターはニールを知り尽くした結果、刑務所でただ刑期を過ごすだけではなく、
自分の相棒として手元に置くことによって、ニールの再犯防止と、
彼の詐欺師としての才能活用を図りました。
これにより捜査官と詐欺師のコンビが生まれた訳です。
日本のコミックスにも「クロサギ」という詐欺師をカモにする詐欺師の
話がありますが、これを捜査側が行うという結構無茶な設定です。
根っからの犯罪者で若いニールと正義感のかたまりで年長のピーターという
真逆の存在同志がからむところはとても痛快です。
ピーターとニールのお互いが感じる信頼感と不信感の絶妙な
バランスがとてもうまく表現されていて点は見所だと思います。
僕なりのドラマの見所として挙げたいのは二点。
ストーリーの合間にニューヨークの風景が早送りで通り過ぎるシーンと、
ドラマにスパイス的にちりばめられたジャズの香りです。
ピーターの飼い犬の名前は「サッチモ」というのですが、
これはジャズ初期の偉大なトランぺッターで歌手のルイ・アームストロングの
愛称にあやかったものでしょう。
あるジャズ・クラブを舞台にしたエピソードでは、
ピーターの奥方エリザベスがスティーヴ・コールマンのライブを観てぶっ飛んだ、
という過去話を披露したり、
ニールの家主のジューンがジャズ・シンガーに成りすましたりしています。
最後にタイトルの「ホワイトカラー」という言葉についてです。
工事や工場のような現場で作業服姿で働く人たちを「ブルーカラー」と呼び、
オフィスが働く事務職でYシャツ姿で働く人たちを「ホワイトカラー」と呼びます。
おそらく一般的な暴力をともなう犯罪とは別に、詐欺のような「知的犯罪」を区別して
「ホワイトカラー」と呼ぶようです(このドラマだけの設定かもしれませんが)。
ニューヨークを舞台にスタイリッシュかつスリリングな展開はとてもお薦めですよ。
ボディ・オブ・プルーフ 死体の証言
海外ドラマ専門のブログをはじめようと何度も思い立っていたのですが、
なかなか実現のきっかけがありませんでした。
しかし「ボディ・オブ・プルーフ 死体の証言」の予告編を見て、
そろそろブログをはじめなければと思い立ちました!
Dlifeで28年1月9日から放送が始まるため、
12月半ばから頻繁に予告編がオン・エアされています。
何度か予告編を見ているうちに、
主役ドクター・ミーガン・ハントの女優が
「キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿」シーズン2
「ニッキー・ヒートに捧げる: パート1・2」で
FBI捜査官のジョーダン・ショー役の
ダナ・デラニーだと気が付きました。
このエピソードでは主役のベケットに張り合う役で、
とても二話だけの出場にもかかわらず存在感がとてもありました。
※お気に入りのエピソードの一つです。
そしてもう一人、ハントの上司役ドクター・ケイト・マーフィが
「Major Chrimes」で最終話でライスティを裁判の尋問で
厳しく追求した弁護士リンダ・ロスマンを演じた、
目ヂカラ鋭いジェリー・ライアンと気が付きました。
※wikipediaを確認したら「HELIX -黒い遺伝子-」の
コンスタンス・サットンも演じていました!
彼女の目ヂカラは「クリミナル・マインド」に登場する
トーマス・ギブソン演じるアーロン・ホッチナーに匹敵するのでは...
この二人が反目し合いながらも事件を解決していくのは
とても楽しみです。
もっともこのドラマ自体はシーズン3で打ち切りの憂き目にあったそうですが...